入口紀男 てんこ盛り
第75回まなばナイトレポート
2026年2月15日、熊本県の山鹿温泉で「第75回まなばナイト」を開催しました。
まなばナイトと言えば、スピーカーのお話を聞きながら、参加者同士でワイワイガヤガヤするのがコンセプトです。ですが、今回はテーマにあるとおり「入口紀男てんこもり」と題し、2025年9月に熊本大学大学院教授システム学専攻(GSIS)をご退官された熊本大学名誉教授・入口紀男先生からじっくりとお話を聞く機会として、講演を中心とした特別回として実施しました。
GSISでは主に著作権分野の科目を担当されていた入口先生。講演では、企業における知的財産権の実務から、メチル水銀による健康被害に関する事例、日本古代史研究における最新の科学的アプローチまで、幅広いテーマが取り上げられました。これらは一見異なる領域に見えますが、「知をどのように検証し、社会に適用するか」という視点が一貫して示されているように感じられました。この点は、参加者にとって大きな示唆となりました。
参加形式は、現地参加をGSIS関係者に限定し、その他の参加者にはオンライン配信を行うハイブリッド形式としました。講演内容を踏まえ、学際的な観点から活発な意見交換が行われました。オフレコの話題も交えた講演は終始臨場感にあふれ、時間の経過を感じさせない密度の高い内容となりました。
まなばナイト終了後には、現地では幹事団および参加者による合宿形式の討議および懇親会が開催されました。GSISにおける教育設計のあり方や、大学におけるIDer(インストラクショナルデザイナー)の役割と今後の動向について、熱い議論は夜遅くまで続きました。
(熊本大学大学院教授システム学専攻 修士課程4期修了生 甲斐晶子、大石奨)