第04回 まなばナイトレポート

平成24年6月24日(土)、第一回を開催した熊本銀座館 ASOBI Bar にて、「第4回 まなばナイト」を開催いたしました。

 

今回は、IT系のトピックでの開催となりました。

 

テーマ: "「クラウド化する世界」と「ネットバカ」から読み解くeラーニングの未来"

 

鈴木専攻長のオープニングから始まりました。何か新しいものが出てくると、「これで教育は変わる」と言われてきた。最初は映画。さて、変わったか?(私はLL教室で英語の映画を見たことを思い出しました)次はラジオ・テレビ。さてどうだった?これも変わりはしなかった。次。次はパソコン。これはすごい、これは変わる。変わったか?

 

参加者の関心がどんどん高まります。

 

そして今、「ネットが教育を変える」と。あなたの意見は? 挙手の様子は察しがつきますでしょうか?

 

そうしてセッションへ。今回は2つの書籍「クラウド化する世界」と「ネットバカ」をそれぞれ読み解きながらまとめられた二人のプレゼンターが話題提供をしました。

 

最初はgsis1期修了生の加地さん、「クラウド化する世界」を引きつつ、コンテンツ/システム/サービスの切り口から、「所有」から「利用」への変化の様子を、事例を挙げながら解説されました。また、「この変化の上で、質保証はどう考えるのか」という問いを立て、質保証レイヤーモデルに照らして考察しました。

 

 

グループに分かれて、どのような印象深い変化があったか、また腑に落ちない点はどこか議論しました。

 

 

続いての登壇は、教授システム学専攻でも教鞭をとる仲林先生。ソーシャルラーニングとアンチソーシャルラーニング。

 

Facebookで起きた偶発的な学びの経過と、ITインフラが使えない中で行ったビデオ視聴を使った授業実践を紹介。

 

 

「ネットバカ」で語られている、ネットで脳がどのように変化しているのかという話は、多くの身の回りの事例に照らしてもうなずける点が多く、興味深く聞き入っていました。

 

最初の事例はどこまで一般化できるのか、また対面授業の事例でソーシャルラーニングは成立するか等、ここでもグループで議論が行われました。

 

 

 次回のまなばナイトでは、ソーシャルラーニングの1形態を実際に体験する企画も進行中です。