第21回 まなばナイトレポート
テーマ『そうなんだ!企業研修〜「なるほど」と言わせる提案を考える〜』
第21回まなばナイトは『そうなんだ!企業研修〜「なるほど」と言わせる提案を考える〜』と題して、企業内で行われている研修事例を提供していただくため(株)デンソー技研センター担当課長 古畑慶次さんをお迎えし、参加の皆さんと研修の提案方法を考える会として平成27年6月6日(土)に開催しました。
まず、オープニングとして熊本大学大学院教授システム学専攻 前期専攻長 鈴木克明先生から「名古屋にて再びまなばナイトが開催され、多くの方々に参加いただき感謝申し上げます。まなばナイトの目的は大いに食べて、大いに飲み、学び合うことです。皆さん楽しみましょう。」との挨拶から始まりました。
続いて、スピーカーの古畑さんから『そうなんだ!企業研修〜「なるほど」と言わせる提案を考える〜』として実際の事例から研修を実行に結び付けるための必要となることを提示いただきました。
その中でも、
(1)ステークホルダー(関係する全ての人)の分析が重要であり、特に直属の上長がハッピーになる企画を考える。
(2)あるべき姿と現実から問題を解決することが重要であり、効果を具体的に表すようにする。
との提示がありました。
この後、テーブルディスカッションを行いましたが、参加の皆さんには事前に準備シートを配布して、自分が受け持つ「研修名」「何を(誰に)教えているのか」「それは何故か」をまとめていただきました。まとめられたものを話題提供の内容をもとにして、どのように変換すればより良い研修となるのか、1グループ4人にて一人10分の持ち時間にてディスカッションは大いに盛り上がっていました。
ディスカッション後には発表として、各グループの代表者が2分間で「気づいたこと」や「改善したいこと」などを披露していただきました。
クロージングは、スピーカーである古畑さんと鈴木先生からご助言をいただきました。
古畑さんからは、問題解決の視点で提案を行う際に、「類比(似ている)」「対比(違い)」「因果(足りないもの)」の3つの観点を考慮してみたらいかがかと助言をいただきました。
鈴木先生からは、研修の目的として「患者のため」「顧客のため」などの意見が上がっていたが、すべての人材育成は自分のために行うべきであるとの助言をいただきました。そして、結果を数値で表すべきであり、できないものはやめるべきと最後にズバッと切っていただきまた。
第14回に引き続き中部地方で2回目となる今回は、申込み開始から1週間で定員に達しました。このことからも中部地方のみなさまの関心度や期待度がとても高いと認識しました。参加の皆さんと熱い議論にて主催者としては、有意義な時間を過ごさせていただきました。事後アンケートからも高い評価をいただき、ご参加いただきました皆さん、開催までご支援いただきました皆さんには心から御礼申し上げます。
今回は事後アンケートとして、参加の皆さんにwebにてご回答いただきました。回答者が全員ではありませんが、その結果を以下に提示します。
【補足】
終了後の2次会では、各参加者の事例を持ち合ってワイワイガヤガヤとディスカッションする「事例検討会@名古屋」を開催しようという運びにもなりました。事例検討会については、改めてご案内いたします。