第6回まなばナイトレポート

高等教育機関におけるDXの取り組み 

毎年秋に行なっている、まなばナイト関西バージョン。今年は鈴木先生の強いご希望?!のもと、「お酒と食事を楽しみながら」の名古屋方式!での開催となりました。

 まず熊本大学名誉教授でGSIS同窓会顧問、現在は武蔵野大学響学開発センター長の鈴木克明教授からご挨拶と乾杯のご発声をいただきました。(リアル会場では飲み物が間に合わずエア乾杯になってしまったことはふれないでください・・・)


本日のテーマは「高等教育機関におけるDXの取り組み」ということで、GSIS後期課程前専攻長で大阪大学スチューデント・ライフサイクルサポートセンター教学DX部の都竹教授にご講演いただきました。

講演後は鈴木先生と都竹先生お二人での対談!という大変贅沢な時間を堪能させていただきました。


私事ですが、今回のまなばナイトではZoom当番をしていたので、全体を把握し損ねてしまいました・・・

でも「こんな贅沢な時間は滅多にないっ!」と必死にお話の断片を拾い集めメモを取りました。


・やる気の継続は1人より3人

・大学入学直後の1年生にARCSを教えるとその時はいい感じになる

・オープンバッジは学習履歴がなければ無意味

・オープンバッジやマイクロクレデンシャルを学生のスキルや学習成果として認めている企業は少ない

・アメリカでは学士号がなくてもオープンバッジでの採用がすすんでいる

・LMSのようなデジタルにならない学び(アナログなノートやインフォーマルな学び)をどう評価するか、デジタルとかアナログにこだわらず自分の学習履歴を自分で残すことが出来ればスキルアピールが出来る

・ARCSは相手のやり方を非難せずに導入しやすいIDの考え方

・OBを繋ぎ止めるには「お得感」が必要で寄付のお願いばかりだと萎える

・GSISはオンラインなのに同窓会がナゾに活発(と鈴木先生がどなたかから言われた)

・・・etc・・・


上記は私が必死に?iPadにメモった内容です。

意味不明なものもありますが、規格化された学びの場だけでなく、学習者個人が何を身につけているのか、それを個別に正しく評価することの大切さを痛感しました。

 教育現場にいるものとしては、「(教える側が)これだけやったから」と「(学ぶ側が)これだけ身についた」に大きな違いがあることを身にしみて感じており、そのギャップをどうするか?に日々悩んでいるので、当たり前のことを行うことの難しさとともに、日々の取り組みを反省しながらお話を伺っていました。


初めてのカラオケボックスパーティールームの勝手の違いに、スタッフは開始まであたふたしてしまって、いろいろ不手際もあり、Zoom参加の皆さんのフォローなども至らぬことばかりでした。


準備をしてくださった皆さん、当日の司会や運営など皆さんお疲れ様でした。

これに懲りずまたご参加いただければ嬉しいです。



次回12月21日(土)のまなばナイトは東京開催です。年末の押し迫った中ですが、また皆さんの参加をお待ちしています!


(GSIS9期生+博士後期課程 中前雅美)