60回まなばナイトレポート

デジタルバッジとオンライン大学のこれからに対するポテンシャル

第60回まなばナイトは、BBT大学のラウンジをお借りしての、対面+Zoomでの開催となりました。

テーマは「デジタルバッジとオンライン大学のこれからに対するポテンシャル」

実は開催案内は、登壇者からいただいた概要を生成AIで膨らませたものでした。さまざまな環境変化に向き合い続ける教育現場においてのデジタルバッジの可能性を探る会となりました。

登壇いただいたのは共にGSISの博士後期課程を経験された天野さんと田中さん。まず天野さんから、「コース・短期プログラムを中心とした活用可能性」として、ID公開講座での活用事例を「デジタルバッジとは」というところからはじまり講座の評価改善にどう絡めて行ったかを詳しく紹介いただきました。また、様々なデジタルバッジの可能性として、いくつかの事例と展望について紹介いただきました。

セッション中、2度ほど短時間のピア・ディスカッションを入れ、進行していました。


話題提供のお二人目、田中さんは天野さんが研究で開発したMoodleのプラグインも活用を検討しており、実際に運用しているバッジの事例に加えて、取り組まれている研修プログラムのねらいとデジタルバッジの活用について紹介いただきました。


以上の話題提供を受け、リアル会場では2テーブル、オンライン参加は4つのRoomに別れて、活用のアイデアなどについてディスカッションを行いました。

各グループからの発表では、登壇者からも都度コメントやフィードバックがされ、活発に議論がされていました。


最後に鈴木先生からは、「デジタルバッジが何を解決するものなのか、表層的なものからより深いところに研究と実践が進んでいることが感じられる」と期待を寄せるコメントがありました。


久しぶりのIT+IDネタでの開催でした。次回は8月、名古屋での開催予定です!


(熊本大学大学院教授システム学専攻同窓生 加地正典)